田中 友規 TANAKA, Yuki

名古屋大学大学院
工学研究科 応用物理学専攻
田中 友規
TANAKA, Yuki
《 Deployer 》
履修生へのインタビュー

Interview


研究紹介

次世代有機ELとして期待されている、Light-emitting electrochemical cell (LEC)を用いた研究に取り組んでいます。
これは、極めてシンプルな素子構造であるため、簡便な素子作製が可能であり、将来的には低コストな発光デバイスとしての応用展開が期待されています。

私の研究では、このLECを用いて、世界初となる塗布型有機半導体レーザー素子の実現を目指しています。有機レーザー素子が人々の生活の新たな場面で活躍するよう、精進していきたいと思います。

実は、大学院への進学を決めた際は、特に研究を頑張りたいという訳ではなく、なんとなく進学しただけでした。研究室に入ってから、有機材料が発光しているところを実際に目で見て、その感動が心に残り、今の研究をしています。この感動を忘れずにこれからも邁進していきます。

DII協働プロジェクト プロジェクト名

世界の「ゴミ問題」を解決する紙コップ

現在、世界中で使い捨て紙コップのゴミ問題が強く意識されはじめています。それに対して一部のコーヒーショップでは、店舗内用マグカップの使用や、携帯タンブラーの持参を推奨していますが、大部分の人は使いやすい紙コップでの注文をしているのが現状です。これは、重くてかさばるタンブラーは携帯に適さず、人々がその使用を躊躇ってしまうことが原因だと考えられます。

そこで我々のグループでは、何度か再使用可能かつ、折りたたんで持ち運びやすい、次世代の紙コップ開発に取り組んでいます。

僕らのチームメンバーは、国籍も研究分野も多種多様なバックグラウンドを持つメンバーです。彼らと出会えたことが、一番の収獲だったように思います。様々な研究分野、文化を知ることで、自分自身の研究や立ち位置を客観的に捉えることが出来ましたし、このメンバーだから気付く視点があるように思います。さらには、彼らとの濃密なやりとりでコミュニケーションスキルも磨かれました。

また、DIIプログラムで行ったシンガポール研修で、中国人の先生がビジネスターゲットの話の際に、「One shot, one kill!!」と連呼されていたのが、強烈に心に残っています。何においても、対象を強く意識する重要性を学びました。まさに対象を意識してこれからプロジェクトを推進できればと考えています。

ターニングポイント

Turning Point


特に何かをターンした気はしませんが、強いていうなら小学生の時に中学受験をしたことかもしれません。

趣味

Interests


最近は、キックボクシングと料理にハマっています。