福嶋 岳 FUKUSHIMA, Gaku

名古屋大学大学院
工学研究科 航空宇宙工学専攻
福嶋 岳
FUKUSHIMA, Gaku
《 Investigator 》
履修生へのインタビュー

Interview


研究紹介

高校生の時に航空宇宙工学を学びたいと思い、名古屋大学に入学しました。学部で勉強しているうちに現在研究している「衝撃波」と呼ばれる現象に出会いました。この衝撃波という現象は普段聞くような「音」がもっと強くなった現象です。航空宇宙分野では航空機の燃費などに関連する現象ですので、現象の基礎的な特性を理解をする必要があります。普段は実験を行い、実験で見られた現象に対して物理モデルを作っています。実験で予想していたよりも異なる現象を見られたとき、その現象をうまく説明できるモデルを作れたときには、非常に面白いと感じます。

研究室に入ってから衝撃波現象の美しさ、奥深さに触れ、さらに深く研究したいと思うようになりました。将来的には、社会課題の解決に貢献できるような研究にも取り組みたいと考えています。

DII協働プロジェクト プロジェクト名

映像再投影型レーザー保護器具の開発・販売

最近、レーザーは研究や加工、美容など多くの場で使用されてきていますが、レーザーによる事故が起こることもあり、使用者の安全が完全に保護されていません。私たちはこの問題を解決するために映像技術を応用した新しい保護メガネを開発しています。大学の先生方へのインタビューでこの課題が共感を得た時は嬉しかったですし、取り組む意義があると感じました。この課題は自分の研究分野とは全く異なるので、技術を探し、それを理解するのは大変ですが、ハードウェアを製作するのは非常に面白いです。

DIIでは、企業で働く方や大学の教授など最前線の知識を有する方々がメンターになってくださります。チームのメンバーとメンターの方に事業に関する資料について相談させて頂く際、時にはそこで厳しい指摘を頂くこともありますが、その度にチームメンバーと試行錯誤していくことで、改善していく喜びも感じます。

これらDIIで学んだ創造性や課題解決型の思考は、これから新たな研究を始めるにあたり、大いに役立つと感じています。

ターニングポイント

Turning Point


高校生の時に航空宇宙工学に関する講演を聞いたことです。講演が面白かったので、航空宇宙工学を学ぼうと決めました。大学で研究室に入り初めての研究に試行錯誤したことも、重要な瞬間だったと思います。

趣味

Interests


散歩、山行、コーヒーが好きです。特に山で飲むコーヒーは格別です。最近は行けていないので、また山に行くことが楽しみです。