釣本 浩貴 TSURIMOTO, Koki
名古屋大学大学院
工学研究科 電子工学専攻
釣本 浩貴
TSURIMOTO, Koki
《 Innovator 》
履修生へのインタビュー
研究紹介
窒化ガリウム(GaN)という半導体の放射線耐性の研究をしています。
GaNを用いた電力制御用の半導体デバイス(パワーデバイス)は従来用いられてきたケイ素(Si)よりも遥かに高性能なだけでなく、その結晶の結合の強さから高い放射線耐性が期待さています。
私はGaNパワーデバイスを宇宙空間や原子炉などの過酷な放射線環境下においても適用できるようにしたいと考えています。
DII協働プロジェクト プロジェクト名
IoT機器向けの認証プラットフォーム
DIIプロジェクトにおいてはIoT機器向けの認証プラットフォームを作るというプロジェクトを行っています。個人や開発者向けにIoT機器の作成やアイデアの共有を支援する事業を模索しています。
この活動の中で、予約システム開発の依頼をいただきました。我々の技術と知見が活かせる領域であったため、受注することを決意し、同時にチームのメンバーと一緒に「合同会社ELLIPSYS」を起業し、共同代表を務めています。会社設立においては何もかも初めての体験であったため、試行錯誤の日々でした。登記や納税などもメンバーと情報を調べながら実施。登記の際に法務局の近くにあるコメダ珈琲でお祝いしたのも印象的な瞬間です。
その後、委託先と密に連携しながら、どのような仕様が最適かをメンバーと協議しつつ、納品に至りました。会社設立や共同でシステムを作る過程で、1つのものをチームで作り上げていくプロセスを学びました。そのような経験はほとんど初めてでしたので、戸惑いもありましたが、その中でチームで協力するための情報共有やコミュニケーションの大切さを学びました。またスキルも少しずつ上がっていったように思います。
これからも彼らとともに、ソフトウェア開発やハード(読み取り機)の開発に勤しむ予定です。
ターニングポイント
高校生の時、「日本の半導体40年―ハイテク技術開発の体験から (中公新書) 」という本を読んで半導体に関わる仕事をしたいと思うようになったのがきっかけで電子工学を学ぶ道に進みました。
趣味
Interests
写真を撮るのが趣味です